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あの2700億円の行方は?人材教育にも基金を投じて欲しい! [ちょいと明るい話題]

2009年7月13日の日経夕刊によると、世界でもトップの科学技術を生み出す新制度に、最先端研究に2700億円を投じるとのこと。

具体的には、
総合科学技術会議が公募で30名ほど選ぶ。
そのチームに10-30億円/年で3-5年研究費を投じる。
通常の大型プロジェクトの3-10倍である。
公募は今月末、8月末に決定する。
経済対策として産業競争力・社会への還元を目的に実施されるので、短期的な成果が求められる。
企業研究者も参加できるので、産業界からは歓迎とのこと。

気になるのは、
どのようなプロジェクトがこの短期間で出てくるのか
プロジェクトの選択と成果評価(中間評価を含む)は、何を基準にどのように実施するのか。

日経では「景気対策がらみのどたばた感がつきまとう」とあったが、私も公募の期間が短いだけに、十分に練られたテーマが出てくるのか心配である。本プロジェクト完了後の展開も気がかりだ。

科学技術政策は今後の日本の将来を左右する重要なもので、大型景気対策の中にあっても慎重に進めてもらいたい。

現在のスター研究者に脚光を当てるのは重要だと思う。できれば資金の一部でよいので、最先端研究の成果を社会へ還元するための「新しいタイプの人材教育」プログラムや、大学院生の学費の補助に回してもらいたい。

次の時代を担う若手を育てるのは、今の日本に最も必要な施策だ。

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