例の2700億円の研究基金、審査が本当に間に合うのだろうか [ちょいと明るい話題]
例の2700億円の基金の対象者の選択に月末決定は拙速(せっそく)であると、2009年8月24日の日経産業に出ていた。
審査員からは、重要な審査であるにもかかわらず査読のための十分な時間がないことが指摘されている。これは8/1のブログでも取り上げた話題だが、申請が565件もあることを想定すると、審査の具体的な時間に加えて、均等に審査を実施するための方法論が気になるところである。
記事では、麻生太郎首相が「しがらみを切るためには、最終的には自分が決める」と発言されていることを指摘し、選挙戦で忙しい中どのようにして審査のために時間を割くのか、これが最大の懸案事項とのこと。全くそのとおりだ。
審査の先生方の努力には本当に頭が下がる思いであるが、非常に重要な仕事なので頑張って頂きたい。また、事務方の皆さんには、後々首相が短時間で重要なものを判断できるように、読みやすい審査結果資料を整えるなどの工夫もお願いしたいものだ。
正直なところ、思い切って審査を数ヶ月間延期する案も検討して頂きたい。急ぐ必要はないと思う。
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