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驚くべきオミックス企業 AMRエーエムアール訪問 [元気企業]

本日は、大学院生と社会人学生の皆さんを連れてオミックス企業見学に出かけた。

学校では単に講義を行うのではなく、積極的に働く現場も見学に行くことにしている。その際に、見学場所も基礎研究から臨床研究まで一連のバリューチェーンとしてつながるように努めており、なるべく全体感が持てるようにデザインするように心がけている。

先日は大手製薬企業の研究所と、医薬品を科学的に審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)の見学を実施した(2009年12月6日のブログ) 。本日は、プロテオミックスで世界の先端を走るAMR(エーエムアール)社にお願いして、見学の機会を頂いた。

お話頂いたのは、東京医科大学の西村教授だ。AMRさんに企業見学をお願いしてもう4年になるが、毎年訪問の度に感じるのはプロテオミックスの技術進歩だ。特に西村先生とAMRの皆さんは世界のトップを走られており、毎年驚かされる。

昨年は、レーザーでがん細胞を狙ってホルマリン固定した切片から切り出し、その微量のサンプルから蛋白質の変化を調べるというアプローチを紹介されて驚かされた。今年は、リン酸化といわれる蛋白質が細胞に情報を伝えるときに受ける修飾の一つで比較的不安定な蛋白質の状態を、見事に検出する方法を実践されていたことだ。

プロテオミックスと聞くと、固定化されたサンプルなどの静的な解析をイメージしていたが、動的な変化も捉えることができるように技術進歩させておられた。

これは、驚くべき技術進化だと思う。学生の皆さんもノートを取りながら、新しい技術の潮流に驚かされていたようだ。

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