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ワサビと防災の不思議な関係 [ふーん なるほどサイエンス]

ワサビと聞くと、寿司、刺身、鼻にツーンと来る良い香り・・・
ワサビの香りのもとは、アリルイソチオシアネート。

人間は熟睡すると嗅覚も鈍ってしまう。ところが、頭部に広く分布する三叉神経を刺激すると、目覚めを促すことができるらしい。先のアリルイソチオシアネートを感知する受容体といわれる蛋白質が、三叉神経に分布するとのこと。

火災のとき、聴覚障害者は逃げ遅れてしまう。香りと病気を研究するバイオベンチャー・シームスの社長は、この事実に眼を付け、ワサビの香りを防災に応用することを思いついた。

滋賀医科大学で聴覚障害者と正常聴覚者をワサビの力で目覚めさせることができるか検討。
結果は、鼻づまり以外の全員が2分半以内に睡眠から起きることができたとのこと。

ワサビの香りは、三叉神経に痛みとして伝わり起床につながるらしい。
製品化は、エア・ウォーター防災との共同開発とのこと。
聴覚障害者の皆さんの課題に取り組んだ製品だ。

(2010年1月5日日経産業新聞より)
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