アドエスからiPhoneへ

2007年、少しお洒落なスマートフォンが出た。
ウィルコムのアドエス（Advanced/W-ZERO3[es]）だ。


上は、ベルトにつけるための専用ケース。下、アドエス。

アドエスは、市販されたときから使ってみたくて購入した。本当はジェームズボンドが使っていた横開きするNokia 9210 Communicator　が欲しかったが、価格も高価であったため適切な価格になるのを待っている間に、残念ながらNokiaは日本市場から撤退してしまった。



アドエスで気に入ったのは、横滑りで出てくるキーボードで打てること（上図、我々の手には少し小さい）。これは、携帯での文字入力が苦手な我々の世代にとっては、とてもありがたい。タッチパネルも便利で、メールの送受信が無料であったことも大きなポイントだった。

そんなアドエスであったが、弱点はレスポンスであった。二呼吸してからレスポンする。特に急いでいるときはストレスだった。アドエスを使って2年、そろそろ新しいものが出ていないかとショップへ出かける。数ある新機種の中で、iPhoneの機能が、予想以上にすばらしいことに気がつく。

きびきび反応し文字の入力方法も革新的であった。各種の楽しいアプリで中身を自由にカスタマイズできる手軽さ、これまでとは全く異なるジャンルのガジェットの魅力に負けてしまった。
iPhoneは、それにしても何よりも楽しそうだ。

電車の中で、iPhoneをいじくっている人をよく見かけるので、なんとなく抵抗があったのだが、使ってみてあまりの便利さに久々に驚いてしまう。



紐をつけられるシリコン製のカバー（SUICAを装着できる）を買ったが、せっかくのiPhoneのデザインが台無しと不評だ。
ただ滑らないシリコンは手にフィットし、片手で各種の作業を容易にする優れものだ。

長めのストラップは、これまでも何度もアドエスを救ってくれたように、iPhoneを救ってくれることだろう。見てくれは悪いが、当面は機能一番でいきたい。

いずれにしても、しばらくはiPhoneにはまりそうだ。

タグ：電子ガジェット iPhone