森永の戦略 がっちりマンデー [元気企業]
本日のTBSの人気番組がっちりマンデーで、森永製菓が取り上げられていた。
森永製菓は、キャラメルの個別包装、日本へのバレンタインデーの導入など、
日本で初めての試みをいくつも実践してきたイノベーティブな企業。
森永と聞くと、キャラメル、チョコボール、マリー、ホットケーキなど各種の製品が思い浮かぶ。
子供の頃から慣れ親しんだきた製品が、今でも現役であるというのはとても驚きだ。
番組ではその秘密に迫る。
さてロングセラーの秘訣のほうだが、
驚いたのは、ほとんど毎年のようにチョコボール・ハイチューの味を変えているとのことだ。
顧客はどんどん変わる(常に消費者は新しい)。時代の要請にあわせて、商品を再開発している。
考えようによっては、我々にはロングセラーに見えても、子供たちから見ると初めて見る新商品だ。
他に販売戦略が面白い。
例えば、我々も子供の頃から欲しかった「おもちゃの缶詰」。
チョコボールの容器のチョコレートが出るところが口ばし状になっており、
金だったらそれ一枚で、銀だったら3枚でおもちゃの缶詰をもらえるというもの。
子供がチョコボールを欲しくなる単純明快な戦略。
私も子供の頃に、はまった口だ(結局もらえなかったが)。
缶詰の中身は、社長も知らないトップシークレットとのこと。
(今の時代は、WEBで簡単に種明かしする人が多いようだが・・・。秘密のほうが面白いね)
そんなこんなで、とても面白そうな企業。
番組の後半で、バレンタインデーに逆行する戦略を打つという。
何かと思ったら、チョコレートのデザインに逆文字を使った「逆チョコどうぞ」というキャンペーンらしい。
午後、近所のドラッグストアでその戦略製品を発見。普段なら気が付かないね。
知ってるからこそ眼に飛び込んでくる脳の不思議な現象。
良く見てみると、文字が逆になっている。
もちろん、バレンタインの際の義理チョコのお礼に購入。
(これが森永の狙い・・・ いち早く戦略に乗った客のひとりか・・・)
購入したチョコレートの裏側を見て、もうひとつかわいいチャッカリ仕掛けが仕込んであるのに驚く。
HAPPY ダース
なんと、7箱に1箱は、表示の文字のみならず、チョコレートの刻印まで逆になっており、
それが「HAPPYダース」とのこと・・・
なんとも面白い企業だ。
逆チョコ、私もこの番組見て初めて知りました。
戦略、いろいろあるんだなぁ…。
by ラブ (2011-02-01 10:52)