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フコイダンは、抗がん剤の吐き気を抑える? [ちょいと明るい話題]

鳥取大学のグループは、モズク(酢の物)から抽出した「フコイダン」という成分の面白い機能を見つけた。抗がん剤の治療の大きな副作用の一つに吐き気がある。彼らはこの副作用に挑んでいる。

17人の大腸がんの患者さんを半分に分けて、フコイダンと投与したチームと投与していないチームに分けた。その結果、フコイダンがないほうでは、吐き気3人、嘔吐1人。フコイダンのあるほうでは全員平気だったとのこと。

鳥取大学医学部と地元の水産物加工販売会社きむらやのコラボレーションだ。
これも確か、事業仕分けで「廃止」を宣告された文部科学省のプロジェクトの一つではなかろうか。

今回の成果は患者さんの数も少なくエビデンス(証拠)としては、まだ不十分かもしれない。
フコイダンは、糖に硫酸基がたくさん付いた多糖類でモズクなどのヌルヌル成分だ。単一成分ではないので、確かなエビデンス(証拠)を得るのは難しいかもしれない。

誰もが納得するしっかりとしたエビデンス(証拠)を得ることが今後の課題だと思われるが、
食物成分にそこまで求めるかという問題もある。どうアプローチするのか、今後の展開が楽しみだ。

(日本臨床外科学会での発表、日経産業091208)
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