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今日の話題はプラナリア、夏に見かけたのコウガイビルではありませんぞ [ふーん なるほどサイエンス]

今日の話題は、なんといってもプラナリアだろう。

以前プラナリアモドキとして、我が家の庭で発見したコウガイビルを紹介したが、
今日の話題は本物のプラナリアだ。

プラナリアというのは、体のどこを切っても数日で元の形を再生する不思議な生き物で、再生医療の分野からも注目されている。どうしてかと言うと、全身に何にでもなれる細胞(専門用語でES Cell: 胚性幹細胞という)が散らばっている生物だから、再生の不思議を理解する上でとても面白い材料だからだ。

そんなプラナリアを使って京都大学のグループはヘッジホッグと呼ばれる蛋白質が尾のほうで働いて尾を作る信号を伝えていたことを見出した。

一部の蛋白質は受容体に結合することで細胞に信号を伝えることがあるが、このヘッジホッグという蛋白質もそのタイプでヘッジホッグが結合する受容体は、通常は尾を作るのを抑えているとのこと。ということは、最初は頭も尾もないのに、ヘッジホッグができると頭と尾の極性ができるということか・・・ なんだが不思議だ。次はヘッジホッグの制御が楽しみだ。
いったいどうなっているのだろう??やはりサイエンスは楽しい。

近く米国科学アカデミー紀要電子版に掲載とのこと(日経新聞091208)
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