SSブログ

鉄分を多く含むコメ? [ふーん なるほどサイエンス]

東大の研究チームは、鉄分を多く含む遺伝子組み換えイネを開発したらしい。

ニコチアナミン合成酵素をたくさん作れる(通常の4倍)コメを作ったところ、コメの鉄分量が通常の2倍になったとのこと。この酵素はニコチアナミンを作る。ニコチアナミンは、アルカリ性の土壌で水に溶けなくなった鉄イオンと錯体を作ることで、鉄の吸収や移動に関与するらしい。

マウスの実験では、鉄分が不足するエサで貧血になったマウスも貧血が回復したとのこと。

我々日本人がセンシティブな組み替え体の是非、重要な食糧問題の解決への道(特に発展途上国における栄養補給)と難しい課題だが、すばらしい研究成果だと思う。
石川県立大学、韓国やデンマークの大学との成果だ(米国科学アカデミー紀要)。

(2010年1月14日 日経産業新聞)
タグ:食料
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。